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入口の仁王門から初瀬山の中腹に建つ本堂までは、登廊(のぼりろう)と呼ばれる屋根付きの階段を上ります。399段あるそうですが傾斜はゆるく、途中の牡丹園や「紀貫之故里の梅」などを眺めながらゆっくり上ると良いです。たいへん風雅な景色なので、何度もカメラを向けてしまいます。角度を変えても雰囲気が変わるので不思議でした。本堂からの下りでは、坂から眺める登廊も一興です。
長谷寺の登廊は下登廊40間、中登廊16間、上登廊18間が三区で折れ曲がり、本堂につながる繋廊3間の合計77間からなるそうです。仁王門から石段が399段、それほど高い段ではありません。とは言っても平成30年1月に訪れた時は疲れてしまいましたね。近鉄長谷寺駅から歩いてきましたが、かなりのアップダウンがありました。
有名な登廊です。階段の段差は駅の階段などと比べて緩やかなんですが、段差が小さすぎてせっかちな僕にはかえって波長が合わない~。またところどころに牡丹の鉢植えが置かれています。右側に在ったり左側に在ったりして、すいているときは良いんですが、この日のように混んでいるときは少し危ない気がします。(2022-4-30)
2019年春、朝の勤行を体験させていただきました。この燈廊、本堂、本堂舞台など全てが丁寧な造りで、また花の御寺と云われる自然に溢れて、とても素晴らしい環境です。特に、この長い廊下は傾斜があり、本堂へ向かう時に花が見え、修行の道にやわらかさを与えてきたのでしょう。本殿舞台から見える朝日は神々しく、大きなエネルギーを得られる場所として、この地を選んだのかと想像致します。4月とはいえ朝は冷え込み、本堂の中は凍えるような寒さの中、朝1日ではありますが貴重な体験となりました。