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普通に住宅地の中にありますが、生家跡だけに、宇野千代さんの生家と違い、平成元年に建てた東屋がありました。山頭火の小径を歩くと、山頭火記念館の裏に通じていました。
造り酒屋でもあった実家のようです。お金持ちに生まれると、たくましさに欠けるものなのでしょうか。ここから、彼の苦悩が始まったのかと思うと、感慨深いものがあります。必ず来ようと思っていた場所に立てて、本当に良かったです。
山頭火がここに住んだのは生まれてから19歳で大学に入学するまでと、身体をこわして大学を中退して帰ってきてから24歳のときに父親が防府市大道にあった酒造場を買収して移り住むまでの間だった。その二年後に父親の酒造業は失敗し、ここの家は売り払われた。現在は碑石と酒瓶が残るのみ。それもまた、山頭火らしいといえば、らしい。