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戸倉城(とくらじょう,静岡県駿東郡清水町徳倉)山城,標高75m,比高65m,別名 本城山公園に登城しました.戸倉城は,三枚橋(沼津)城から非常に近く,狩野川の流れでも3km程度の上流にあり,興国寺城より近い.
遺構は分かりにくい城跡ながら狩野川を天然の水堀とした後北条氏にとって重要な山城。御城印は柿田川湧水池にある清水町観光案内所「わくら」で購入することができる。
戸倉城は、文明年間(1469~1487年)今川氏によって築かれたとする史料が有りますが定かではなく、天文年間(1532~1544年)以降に築かれたとする説と、北条氏綱によって築かれたとする説があり、伊豆国と駿河国との境目の城として重要視され、三国同盟(駿・甲・相同盟)が破れた永禄11年(1568年)から元亀2年(1571年)に掛け武田氏と北条氏の争奪戦の舞台となりましたが、天正18年(1590年)豊臣秀吉の小田原征伐による小田原城の落城によって廃城となりました。
標高75メートルと低い山の頂に作られた城ですが斜面は急峻で、麓には狩野川が蛇行し三方を囲む要害性の高い城であったことがわかります。城跡は公園となっており展望台が設置されおり、堀切もしっかり残っています。
北側の登山口から徒歩僅か6〜7分で山頂に着きますが、山頂には巨木に擬えた展望台があり、そこに登ると一部木々に覆われつつも360度のパノラマを案内板付きでみることができます。