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昔の建築物がそのまま残っている箇所があり、タイムスリップした気持ちになります。しかし所々、近代の家がありますので全部が全部、昔の建物と思って行くとがっかりするかも。タイミングが合えば機を織る音が聞こえますので、非常に情緒あるかと。あとは基本的には人が住んでいる民家ですので静かにすることがマナーかと。
重要伝統的建造物群保存地区を含み古い町並みが残ると場所と期待して訪問しました。残念ながら町並みではなく、その種の家屋が点在している程度でした。
残された江戸時代末期から昭和にかけて建設された建物群から、この周辺がちりめん産業により非常に繁栄した当時最先端の、初期資本主義の集積地であったことがわかる。この小さな町に工場がたくさん建設されて職工たちが雇用され、生産された製品を出荷するために工場主たちが出資して鉄道まで附設された。郵便局が置かれ、電信により生糸市場の情報を収集し、いち早く電気を使用し、銀行も設立された。丹後でも最も豊かな地域であり、残された屋敷からそれが窺える。
街道沿いの各家の玄関に茶色の暖簾がかかってあります。町中が「ちりめん街道」を維持されているようです。観光客は暖簾を眺めて歩いていますが、ここにお住まいの方々は家の中を覗かれている?どのお宅もレースのカーテンがかかってあります。