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水沢三傑のひとりである斎藤實の記念館は、1階と2階(2.26事件)の展示室と、別棟の自宅と、書庫で構成されています。全部つながっています。全部見るのに1時間くらいかかります。見応えがありました。受付のスタッフさんが親切です。記念スタンプもあります。
岩手県水沢出身の総理大臣斎藤實を顕彰する施設です。海軍出身で人情に厚く昭和初期のスマートなジェントルマンとして評価されてよいと思います。全体主義が世界的に台頭する難しい局面にあって海軍軍人出身らしくスマートで、また、政治家としては現実を直視し勇ましい過ぎる蔓延する勇し過ぎる空論を戒め、地に足がついた政治運営を図ろうとした数少ない人物と思います。斎藤が昭和11年の2.26事件で凶弾に倒れて以後、軍部の発言力が強まり日本は世界から孤立して第二次世界大戦という地獄の縁に向かって突き
海軍大臣、そして首相となり、最後は、内大臣在任中に2・26事件で亡くなりました。冷静さを欠いた世相が、国の命運を傾けてしまったことを思うと、この記念館は、現代でも重要な意味を持つと思います。
水沢の3偉人の1人である斎藤實記念館に来ました。11月中旬の今時期は紅葉も終わりかけ枯れ葉が舞い散る中で激動の中で散っていった偉人の記念館にお邪魔しました。