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かつて、全国に小規模の銀行が興り、地域産業への融資で賑わった頃、大子では例に漏れず大子銀行が発足した。本店は濱田銀次郎の設計に依るもので、当時としては珍しいドーム状の屋根を配した構造である。その後第五十銀行、常陽銀行やらを経て、現在は個人所有の街かど美術館として解放されている。所有者ご夫妻のうち、ご主人は昨年亡くなられ、今年は初盆となる。氏がコレクションしていた絵画が内部に展示してあり、訪れた見学者に、奥様が豆から挽いたコーヒーをご馳走してくれてます。取り壊しの憂き目にあった