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中学,高校の美術の教科書に掲載されている絵が普通に並んでいます。展示室の壁が曲面で,部屋の真ん中からは多くの絵を同時に鑑賞できます。たいていの観光客はそそくさと立ち去ってくれるので,画伯の画業にじっくり向き合えます。多くの個人美術家,小さな美術館の中でも非常に味わい深い品の良い美術館だと思います。
フラリと立ち寄ったのですが、そのおかげで小諸城の天然の要害ぶり(高低差すごいです)がよくわかったし、美術館前の日本各地の溶岩を集めた庭が面白かったし、村野健吾作の美術館建築は可愛らしくとても洗練されたデザインだったし、千曲川の景色も爽快でしたし、何より小山敬三さんの浅間山の絵が素晴らしかったです。
小諸市の懐古園に建てられた地元の巨匠、小山敬三の作品を展示する美術館。私、こちらに来るまで小山敬三のことを存じなかったのですが、どの作品も力強さに溢れ素晴らしいですね。特に氏のライフワークの一つでもある浅間山シリーズは、地元の名峰浅間山に対する愛着、畏敬の念などが絵から溢れていてとても良かったです。