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多摩川台古墳は、今、車椅子で通れるように改修工事をしています。車椅子用駐車場が一台分あります。唯、日曜祝日は周辺が進入禁止になるので使えません。土曜日は大丈夫です。ただ、近くに田園調布せせらぎ公園があり、こちらは駐車場がありスペースが広いので車椅子可です。
この古墳は、多摩川流域最古の前方後円墳で、荏原古墳群の最初の首長墓です。最近の発掘調査から全長97メートルあまり、4世紀前半の築造と推定されます。昭和9年(1934年)の宅地造成工事で、埋葬施設が発見され、倣製四獣鏡(ぼうせいしじゅうきょう)(注釈)、勾玉(まがたま)、ガラス製丸玉、鉄剣などが出土しました。
全長が97mで4世紀初頭に築かれたとか。年代の古さとその大きさから見ても、地域はもちろん関東全体でもとても貴重な前方後円墳だと思います。しかし残念なことに、宅地開発や公園整備のためにかなりの部分を失っています。子供達の「生きた歴史の勉強」の為にも原形が分かるような復元・整備を望みますね。
築造が4世紀前半と言うと隣の亀甲山古墳より古いのはもちろん、鉄剣出土で有名な埼玉古墳群・稲荷山古墳より1世紀以上古く、この地の興隆の古さが覗えます。
多摩川台公園は、4世紀から7世紀にかけて造られた古墳群からなる自然公園。最北部にあるのが宝萊山古墳で、全長約97mの前方後円墳です。発掘調査で、鏡、碧玉、剣やヤリ鉄器などが発見されているそうです。古墳の頂部を巡る遊歩道がありますが、こんもりとした丘に草木が繁っているだけの景観。外見からは、古墳であるとは気付きません。