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館長さんのユーモアと豊富な知識、学芸員さんのわかりやすい説明など、見学だけでなくお話を聞くとさらに楽しい施設です!つぎはファットバイク、乗ってみたい!
初めて製糸工場を見学しました。絹文化や日本の製糸業の歴史から多くの製糸機械が展示されていました。実際に操糸機を使って作業されているところや自動操糸機の稼働を見学することができたので、より理解しやすかったです。また、自動操糸機については動画での紹介もあり分かりやすかったです。壁面に椅子も用意されていてゆっくり見学することもできます。シルクで作った石鹸や化粧品の紹介もあり、気に入ればショップで購入もできます。きぬのひろばでは、糸都岡谷についての紹介動画もあり岡谷の歴史を学ぶことができました。カイコふれあいルームでは、桑の葉を食べているカイコを見ることができます。残念ながら真由ちゃん工房はお休みでした。知識がなくても楽しめる博物館でおすすめです。
個人的には星6つを付けたいぐらい(笑)。歴史的な製糸機械の動態保存って、ここだけじゃないんでしょうか。世界遺産に登録された群馬県の富岡製糸場にも機械は保存されていますが、ただ置いてあるだけなので、どこが、どのように動いて生糸を生成するのか全く分からなかったのです。
今頃すみません。宮坂製糸所の者ですが、『ああ野麦峠』につきましては取材協力したにも関わらず一方的に悪者扱いをされたショックから、岡谷の製糸関係者は以降この作品に触れたがらない人が多かったようです。映画もヒットし、悪い印象がしっかりついてしまったためか、蚕糸博物館につきましても払拭する意向の展示になっています。市内の工場間でも待遇格差は大きく、野麦峠では悪い部分ばかりが強調されてしまった点は否めません。『ああ野麦峠』を知る人も少なくなりましたが、貴重なご意見を頂き館にいる者として改めて歴史の両面を見つめていきたいです。
貴重な近代遺産ですね、養蚕と製糸の歴史がしっかり学べます。海外からの技術導入や独自の開発・発展、また世界の情勢から日本の蚕糸がいかに延びたかの解説など豊富で、多く勉強できました。ただ他のレビューにもある通り工女の哀史に一切触れないというスタンスはいかがなものかと思います。悲劇の舞台ですから積極的に扱いたくない気持ちは分かりますが、あぁ野麦峠などの作品くらいは紹介してそういった側面があることには誠意をもって向き合ってほしいです。
松本から静岡へ帰る途中、岡谷の町に立ち寄り、こちらの博物館へ。ここへ立ち寄ってとても良かったです。まず、昔ながらの製糸工場内を見て、女工さんたちが繭を扱う様子を生で見ることができました。さらにこの町の養蚕・製糸工業の明治以降の発展と戦後の変遷を学べました。さらに本物のお蚕さん(3齢)を見ることができました。