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臨済宗の寺院で、山号は「福寿山」です。ご本尊様は、白衣観世音菩薩さまです。武蔵野観音霊場の第七番とされております。境内には、ご本尊以外に二体の観世音菩薩像が安置されております。禅宗寺院ですが、なかなかきらびやかな印象を受けました。本堂の脇に「元弘の板碑」が安置された立派な宝物殿が設けられています。「元弘の板碑」は、文化年間(1804~1818年)に八国山の山麓にあったものを当寺院に移されたとのことです。
徳蔵寺の創建年代は不詳ですが、鎌倉時代の草創とも室町時代の草創ともいい、新編武蔵風土記稿では、壁英禅師(寛永12年1635年)を創建と記しています。江戸時代中期に永春庵を八国山より境内へ移し、明治時代に入り正位寺を合併しています。永春庵で所蔵していた板碑は、元弘の板碑と言われ国重要重要文化財に指定され、板碑保存館に保管されています。