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塩田王の邸宅訪問は今回で2度目。同じく雛まつりの時期でしたが、前回と配置が異なっていたので今回も新鮮な目で楽しむことができました。苔むす庭はよく手入れが行き届いており、差し込む光によって表情が変わります。枯山水も視覚や聴覚で楽しめました。塩作り体験ができるようですが予約が必要かもしれませんね。当時の生活状況を垣間見ることができるようにしていただいているのでとても勉強になりました。庭先にあるさざれ石はなかなか見ものです。
製塩業で財を成した野崎武左衛門の居宅。塩づくりの歴史はもちろん、明治の実業家の暮らしぶりがよくわかる展示はなかなかの見応え。企業(現ナイカイ塩業)博物館としてもよくできている。帝国議会の議席(野崎は高額納税者)などもあって興味深い。ジーンズストリート沿い。
屋内は入れず庭からの鑑賞がメインですが茶室から日本庭園、味噌蔵、当時の台所、五右衛門風呂まで江戸中期から明治までの建築様式は一通り拝観できます。レンズは50mm単焦点で十分です。
旧野崎家は元来、足袋の製造販売で西日本一円で広く商いをしていましたが江戸時代後期18世紀末に入浜式塩田を用いた製塩業に進出しました。元は摂津の出で「昆陽(こや)」姓を名乗っていましたが、経営する2つの塩田(味野と赤崎)の名から野崎姓に変えたと言われています。