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地蔵院近くの織田家ゆかりの寺院。今や観光メインストリートになっている道からは、山門が見えます。中を歩くと清々しい香り。2畳程の藤棚の藤が咲いてます。
会津屋で満腹になったため「サクッと散策しましょうか」と独り言をつぶやきながらスタートしたら福蔵寺。「織田信孝の眠る寺」と知ったら素通りするわけにはいきませんがね。由緒ある寺のようだが、その佇まいはかなり新しかった。
福蔵寺の創建は天正11年(1583)、織田信長の3男織田信孝の菩提寺として開かれたのが始まりとされます。信孝は信長が本能寺の変で倒れると豊臣秀吉と家督争いで対立し、後見人だった柴田勝家が賤ヶ岳の戦いで敗れると、秀吉に組した2男織田信雄によって居城である岐阜城(岐阜県岐阜市)が取り囲われ降伏、大御堂寺で切腹し検視役だった大塚俄左衛門が福蔵寺に持ち帰り篤く葬ったと伝えられています。境内には女性ながら亀山城下で武芸を習い、見事本懐を遂げた小万の墓が建立され亀山市指定史跡に指定されています(小万は本懐の後、関宿の山田屋に住んでいました。享年36歳)。又、英照皇太后が宿泊した書院(残念ながら非公開)や萩屋脇本陣から移築された門が残されています。