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東北旅で北上中に、震災系スポットを巡ろうとの思いで立ち寄りました。壊滅的な被害を受けて10年以上が過ぎましたが、完全に元通りではないのでしょうが、付近は綺麗に区画された街が広がっています。この松はリアル松ではなく、造花とでもいいましょうか、松型オブジェだそう。巨大防潮堤から見える穏やかな海、青空に映えていました。
東日本大震災の津波を受けた高田松原においてこの一本のみが立ったままの状態で残ったことから「奇跡の一本松」と呼ばれたものの、長時間の水没による根腐れからほどなくして枯死に至りました。私たちがいま見上げているのは保存処置をされた亡骸であり、即身仏のようなものです。少なくない費用を投じて枯死した松を保存したところで復興が進むわけではない、そのような「ごもっとも」なばかりの主張もあったそうですが、即身仏しかり、苦難にある人は祈る対象を求めるものです。東日本大震災の折には私もささやかな
東日本大震災津波で被災した高田松原で唯一耐え残った奇跡の一本松。その後海水による傷みによって枯死してしまったが、陸前高田市により鎮魂、希望、復興の象徴として保存処理されたものです。前にある陸前高田ユースホステルのおかげで津波の直撃を免れ、倒れることなく残ったと言われていて、そのユースホステルも倒壊したまま一緒に残されていて、当時の凄まじさを感じます。奥には堤防が築かれていて、上から海が見渡せます。下には新たな高田松原を再生するために植えられた松林がありました。