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平日に伺いました。建物ももちろんのこと庭が見事。ボランティアの方が細かく説明をしてくださってありがたく感じました。無料ですのでなおありがたく感じました。庭が素敵と伝えたところ、まだ思うようではないとのことでした。また行ってみたいと思いました。
室生犀星が家族とともに避暑のために過ごした場所。戦時中の3年は冬も滞在したと説明を受けました。大きく育った木々に囲まれながら苔の美しい庭を眺め、しばらく当時に思いを馳せました。
昭和9年から30年間 室生犀星は、軽井沢の夏を愛し続けたこの地が、苔むす庭が物語っているようです。軽井沢の町を重く包み込む霧が、苔を布団のように厚く重なりを増していく。京都の庭が、かすんでしまいます。
室生犀星が毎夏利用していた別荘。旧軽井沢通りから閑静な別荘地へと入り、紅葉樹からの木漏れ日に優しく照らされた細い小径を抜けて漸く辿り着く。苔むした庭、日本古来の尺貫法で設計されたこじんまり美しい家屋。将に「林閒暖酒 焼紅葉 石上題詩 掃緑苔」を地で行く世界。