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石神社の付近には昔知識寺があったという。知識寺とは民間の仏教信徒の財力、人力により建てられた寺を表す。当時仏教が伝わり官寺はどんどん建てられていた。一方民衆の為のお寺をと頑張っていたのが行基さんである。時の天皇の聖武天皇がこの寺の大仏さんを見て、自分も大きく立派な大仏を造りたいと思うきっかけになったお寺として有名である。行基さんは優婆塞を集めて各地にお寺を建てていた。寺の建て方から資材の調達方法から、輸送、設計、人集め、技術養成と正にスーパーマン的なお坊さんだった。後に大仏殿建立に尽力する。
拝殿へは長い階段を登ります。あまり整備されていない急階段なので気をつけて。神社の鳥居の前には府天然記念物の樹齢800年のクスの木があります。
樹齢800年の楠木が見事でした。神社の前を南北に通じる細い道は業平道ということです。業平さんは奈良県天理市から大阪府八尾市まで愛人に逢うため通ったそうですが、この楠木はその姿も目撃していたのでしょうね。