全国17万以上の観光・観光地クチコミ検索サイト
田園風景の中の素朴なお寺の収蔵庫に居られる、等身大の十一面千手千眼観音様は二段構えの、手を持つ美しい、綺麗な仏様でした。作者の近代的なセンスを感じました。~その昔付近に、池があったそうで、月の光に写し出されたお姿を想像すると、素晴らしいロマンです。~お寺の若い奥様が、心を込めて説明して下さいました。三山木駅から歩いて五分です。
全国に千手観音さまは数多在しますが、本当に千本以上の御手をお持ち千手観音さまは、奈良の唐招提寺と藤井寺市の葛井寺と城陽市の寿宝寺の三体しか在しません。
御本尊の十一面千手千眼観世音菩薩立像はそれはそれは見事なもので、鉄の扉を閉めて月の光で見ると像を見せてくださいますが、凄く素敵でした。「南山城の古寺」なは拝観は、事前に申し込みくださいと書かれていました。
街なかで小さめなお寺なので目立たないのですが、仏様は一見の価値が有ります。昼の太陽の下でのお顔と夜のお月様の光の下では、まったく異なったお顔に見えます。昼の力あるお顔と、夜の慈悲に溢れた温かいお顔、是非一度そのお姿に手を合わせてみたら良いかと思います。実際には扉を開けた状態と、扉を閉めて夜の状態にしていただけました。