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西鉄太宰府駅を降りて太宰府天満宮とは反対側に二〇分ほど歩いたところにあります。大宰府が西の都であった頃の寺勢は今や見る影もありませんが、宝物館に安置された仏像のほとんどが国重文に指定されています。馬頭観音立像、いわゆる大黒様ではない戦神としての大黒天立像など、すぐれた作例の少ない仏像もあります。御堂に安置されていればさらに素晴らしく感じたのでしょうが、文化財保護の観点からは致し方ないと思われます。
天智天皇の母で、この地で没した斉明天皇のために建立した寺院。東大寺とともに、僧になるための施設、三戒壇院の一つで、九州の中心的存在。火災や天災で荒廃したため、面影はありませんが、宝蔵に安置する平安末期から鎌倉時代に作られた重要文化財の仏像は素晴らしいです。5メートル前後の十一面観音や馬頭観音など、迫力があります。また、梵鐘は日本最古といわれ国宝ですが、博物館に出展中でありませんでした。