全国17万以上の観光・観光地クチコミ検索サイト
金堂と御影堂の中間に瑞垣で囲まれた松の木があります。この松の木にこのようなエピソードが残っています。弘法大師が唐より帰国される折、明州の浜より真言密教をひろめるにふさわしい場所を求めるため、日本へ向けて三鈷杵(さんこしょう)と呼ばれる法具を投げたところ、たちまち紫雲(しうん)たなびき、雲に乗って日本へ向けて飛んで行きました。後にお大師さまが高野近辺に訪れたところ、狩人から夜な夜な光を放つ松があるとのこと。早速その松へ行ってみると、そこには唐より投げた三鈷杵が引っかかっており、
たくさんの方々が「三鈷の松」を探しておられました。よく見かける松葉は二葉ですが、ここのは三葉です。探して持っていると「何か良いことがあるかも」
金堂と御影堂の間にある三葉の松。松の根が参拝者に踏まれないよう二重の柵で囲まれ、赤松と一緒に植栽されている。松は単体では生育しにくい性質を持つためにあえて、植栽している。空海が、恵果から密教を受法後、大同元年(806年)、中国・寧波の浜から、「密教を弘通するため」の地を求めんと願いつつ、三鈷杵(飛行三鈷杵)を投げた。後に嵯峨天皇より、勅許を得て高野山を下賜され、伽藍を造営の途中に、空海が松に掛かった三鈷杵を見つけ、高野山を「修禅の道場」とするのに相応の地であると確信したという
平安時代後期の公卿,学者、大江匡房(おおえのまさふさ)に依り書かれた『本朝神仙伝』に拠ると三鈷杵は此の高野山,京の東寺,四国室戸岬で発見されたと記載されています。
3股の松葉を見つけるのに苦戦していたら、常連のおじさまがプレゼントしてくれました。さらに近くの建造物のガイドまで!地元の方も知らないらしいウラ話も聞けて楽しかったです。出会えたらラッキーです。