全国17万以上の観光・観光地クチコミ検索サイト
福住に鎮座されている日本の原風景的なお宮さんで、神職の方が常駐されていないようだが、地域に密着されているのか、綺麗に整えられていた。全国に氷室神社は多く、ここは都祁氷室神社というそうだ。仁徳天皇の異母兄弟・額田大中彦皇子が、この地、(闘鶏・つげ)に狩りに来られたとき、小屋を見つけられ、この地を治めていた闘鶏稲置大山主命に尋ねたところ、「氷室」だと教えてもらった。当時、氷は大変珍しく、その氷を持ち帰り、兄の帝に献上した。帝は大いに喜ばれ、以来、毎年福住の氷を献上するようになり、
全国の氷室神社の総本山とも言える由緒ある神社です。こんな所にこんな立派な神社があるのかと思いました。冬の間、この神社の背後にある室山一帯で氷を作り、室の中に保存し、夏になると馬車かなんかで平城京の長屋王の家まで送り届けていたようです。それを示す木簡の写真や写しも掲示してあり興味深いです。でも私が出かけた11月28日は、日曜日にも関わらず参拝者は2人だけ。コロナのせいで、手水舎の水も抜いてありました。
かつてこの辺りには沢山の氷室があったそうで、その中心的な場所がこの氷室神社らしい。境内には池もあって氷を作るのかな?立派で厳粛な雰囲気だが人気は無くとても静かな場所でした。
大和高原にある歴史ある神社。冷凍庫のない時代に氷を作って保管し、必要に応じて都に献上され、現代でも奈良名物のかき氷に影響を与えています。神社付近には駐車場も設置されており、参拝客への配慮が伺えます。バスは極端に本数が少ないため、オススメできません。