全国17万以上の観光・観光地クチコミ検索サイト
その昔、御前崎に遍照院という寺があり、そこの住職がある時、難破した船の木片に取りすがって流れてきた子猫を助けて、寺で飼うことにした。それから10年の月日が流れた頃、遍照院に旅の僧が宿を求めてきた。そして3日目の夜、突然本堂の屋根裏で何かが格闘する大きな物音がした。翌朝、恐る恐る屋根裏を覗いてみると、寺の飼い猫と隣家の猫が深手を負って倒れていた。さらにその傍には、旅僧の衣服をまとった大鼠が死んでいたのである。旅の僧に化けて住職を喰い殺そうとした大鼠の企みに気付いた猫が、命を助け