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1977年に噴火した有珠山の地殻変動により2年足らずで建物が押されて崩れた病院をそのまま保存。噴火の直後に精神科患者を脱出させた院長の英断が説明看板に書かれています。
湖をまわる道路から山側に少し登った場所にある。どちらかというとひっそりとした感じ。車がないと不便な場所だが、火山活動による被害がいかにすさまじいものであったかを目の当たりにできる。それほど時間がかかるわけでもないので訪れる価値あり。
津波の遺構などもそうですが、できるだけ後世に残しておくことは大切ですね。時間の経過とともに当時の迫力は急速に減退しては行きますが。訪れてみて初めてこの地の出来事を知りました。
2000年の有珠山火山での火山に飲まれた病院の生々しい様子を見ることができます。長年の火山研究によって噴火を予知できたので被害が少なかったという解説パネルが置いてあります。