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アイヌ民族資料を集めた私設資料館がはじまり。こじんまりしているが資料は豊富。和室で衣類に触れられる。個人宅だったので靴を脱いで入る。解説あり、入館無料。
チロトコタン出身で十勝アイヌのリーダー的存在だった吉田菊太郎氏が個人で設立したアイヌ関連の資料館。先祖の残した文化財の散逸を恐れて自らコツコツと収集し昭和34年に開設。彼は若い頃相当荒れていたようで深酒の末に自宅を燃やしてしまった。そのことから悔い改め、自らとアイヌの生活改善に努めるようになります。その後は村議、町議など各種公職を務め、北海道アイヌ文化保存会会長としてアイヌ民族の窮乏の問題解決に奔走しました。そんな彼の人生の集大成が結実した資料館です。
入館は無料です。国道38号線沿いにありますが、民家のような建物なので、うっかりすると通り過ぎてしまいそうです。展示室は広くはないですが、ぎっしりと詰まっていて、中央には丸木舟が鎮座しています。アイヌの方々に関する物品が多いですが、石器や化石なども展示されています。壁には写真がたくさん貼られていて、当時の様子を教えてくれます。書籍なども売っているようです。建物は少々お疲れ気味で寒かったのですが、管理人さんが熱く語ってくれます。