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神社仏閣めぐりを趣味とするものにとって北海道はわりとどうでもいいところです。中世にさかのぼるのは縁起のみ、木造建築にはやさしくない気候ゆえか近世に建てられた堂塔社殿すらまれで、実用本位で面白みにかける建物ばかりです。こちら高龍寺も創建こそ江戸時代のはじめであるものの、函館戦争で全焼し、現在の場所に再建されたのは明治一ニ年です。そう聞くと見どころナッシングな実用本位のつまらない堂宇を想像しがちですが、なかなかどうして、精緻華麗な彫刻に飾られた山門と本堂は実に見ごたえがあります。