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坂の途中にあって、レトロな美術館の建物と近くの教会が異国情緒を感じさせます。1階にはカフェが入っていて美味しい珈琲がいただけます。受付は2階にあり、杉村画伯の重厚な絵画が間近に鑑賞出来ます。港町塩釜を感じる建物です。
もとは塩竈市公民館本町分室だったのをリノベーションして2014年に開館した、比較的新しい美術館。建物正面に向かう階段脇の門柱には公民館の表示が残る。建物の外壁や中庭の屋根を支える柱には「塩竈石」が使われている。大講堂のアーチ構造(逆さ懸垂曲線)が見事で、こんな公民館を造った昭和30年代の塩竃は、どれだけ栄えて豊かだったのだろう。
塩釜の港、魚、漁具、暮らしなどを残した杉村惇の作品が常設展示されている市営のミニ美術館。作品もさる事ながら、私はこの建物を残してくれているのが有難く、とても素敵な建物です。
古くから公民館として、また一時期は図書館や市役所の分室にも活用されてきた施設を改装し、美術館が併設されました。市の有形文化財に指定されたこの建物の中にあって、新たに設置されたエレベーターのホールは現代的なガラス張りで、中庭から見る外観のアクセントになっています。(写真)