全国17万以上の観光・観光地クチコミ検索サイト
この建造物は承応1654年創建時のもの。1953年3月に国の1980年1月に国の重要文化財に指定されている。2代藩主伊達忠宗が幕府よりうけた恩恵と幕府に対する忠誠の印として3代将軍徳川家光に願い出、葛西大崎一揆鎮圧の後伊達政宗の案内で徳川家康が休息をとった場所と伝わるこの場所に造営した登場の入り口にあたる門。門前町の宮町からも見ることができる大きな門で仙台東照宮の石段の高いところにあるので一番目につきやすい建物である。
三間一戸の八脚門の楼門形式。欅の素木造、屋根は入母屋造り銅板葺。当初は銅瓦葺で要所に錺(かざり)金具が付けられていたが、戊辰戦争の際に官軍により剥ぎ取られている。内外部とも透漆塗りで、下層階は金剛柵で囲み、左右に随身像を安置する。各所に唐様、和洋の手法を取り入れ、複雑な斗組で構成されている。2階正面中央に、妙法院宮堯親王筆の「東照宮」の扁額があるが、裏の銘には承応元年(1652年)作とあるが、門の建築年は承応3年(1654年)である。