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昭和9年に橋ができるまでは渡し船に移送手段を頼る他なく、この辺りは「丸子の渡し」と呼ばれて東京側と神奈川側の対岸同士にあたる沼部と新丸子の村(町)と渡しの権利を所有していた個人(岡本太郎氏の母方の実家だそうで、そういえば「岡本かの子文学碑」が二子新地駅近くの多摩川土手にあるのはそういったご縁があるからなのですね)の三者が共同管理していたそうです。
多摩川に架かる橋で中原街道が通っています。川の中間線が東京都と神奈川県の境で、車で時々通りますが、カーナビが「神奈川県に入りました」、逆方向では「東京都に入りました」と知らせてくれます。現在の丸子橋は平成12年(2000)に架け替えられています。水色塗装されたアーチ型の見応えのある橋です。