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その昔、電車の向きを変える為に、車両を乗せて回転させる「転車台」という設備があったそうです。現在でいうと、都市部にある車の立体駐車場の出口で、クルッと向きを変える装置みたいなイメージでしょうか。
隣の公衆トイレを借りるためにやってきたらあーた、まさかの転車台があったじゃないですか。すっげぇ得した気分になった僕だった。(2022_06_23)
武豊停車場は明治19(1887)年3月に愛知県下で最初の鉄道として開通した武豊線の起点となった場所で、東海道線建設のために海外から輸入した物資の運搬として使用され、明治25年に一旦営業を中止しましたが、昭和5年からは武豊港駅として貨物営業を開始しました。開業当時には蒸気機関車の向きを変えるために木製の転車台があり、その後貨車の方向転換する鉄製の転車台が2基設置されました。現在展示されている転車台は復元されたもので昭和2年に作られ、台車に敷かれたレールが直角二線式という珍しい転車台です。転車台の他にも当時使われていたと思われる信号機も見ることができます。
転車台ポケットパークと名付けられた鉄道の史跡です。こちらの転車台は直角交差のレールが大変珍しいそうです。ここだけでも十分に興味深いですが、周辺一帯は武豊町地域交流施設としてとてもよく整備されています。無料駐車場やキレイなトイレ、広々とした芝生公園、地元物産館、食事処、等々、中々に見所が豊富です。是非ドライブやツーリングで立ち寄って頂きたい場所です。