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臨済宗妙心寺派、山号を畳秀山。創建は鎌倉時代と伝わる南信屈指の古刹で何度も兵火による焼失と再建を繰り返しながら今日に至ります。室町時代に再建された山門は国の重要文化財に指定されており、本堂や経蔵は江戸時代に再建されたものです。池には蓮、その隣に大きなお藤棚がありそれぞれの花の季節になればとても美しく華やかな光景を楽しめます。さらに山門から本堂に続く林は苔むしており、なんとも言えない落ち着いた雰囲気が漂っています。天竜峡からも車ならさほど時間がかからずに訪れることができるので併せて尋ねるのもおすすめです。
藤棚で有名な寺院ですが、6月に伺ったので、藤は終わっていました。一方、あじさいにはやや早かったようです。信州一番の禅寺だったという歴史ある、大きな寺院だったことを偲ばせる、たたずまいでした。往年には、さぞかし賑わったことでしょう。今はその面影は、山門くらいですが、境内の広さと植物の豊富さが、いい感じです。藤の季節に、一度伺ってみたいです。