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標高660mほど。飯能市正丸と芦ヶ久保初花をつなぐ峠です。江戸時代、この峠越えのコースは吾野(我野)通りと呼ばれ、粥仁田峠越えの川越通り、釜伏峠越えの中山道通り(熊谷みち)とならぶ秩父へ繋がるメインルートの一つでした。かつては、巡礼者を含む多くの人と物資が行き交ったことでしょう。現在、正丸側は人工林で暗く徒歩道を車道が横切ったりするため昔の面影は感じ難いですが、芦ヶ久保側は沢沿いの道に明るい広葉樹が広がり古の雰囲気が漂っています。
尾根通しにパスすると地味で気付かないほどですが、正丸側から峠道を辿って乗り越すと風情を感じます。秩父と奥武蔵を分ける、とても峠らしい峠です。