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10年以上前にふらっと立ち寄り、至るところに計算された設計、遊び心を散りばめた造りに感動しまた。特に捨て柱は衝撃でした。是非訪れたいとずっと思っており、この度機会があり2回目です。国指定重要文化財になっていました。この先ずっと残していただきたいですし、大洲市方面に行くなら是非お勧めしたい場所です。
伊予の小京都、大洲を流れる肱川の川辺りに建つ小さな山荘。明治時代の1901年、この地で盛んだった木蝋貿易によって財を成した豪商・河内寅次郎が余生を過ごす場所として築きました。山荘の建つ山々が龍が臥す姿に見えたことが名前の由来だそうです。一見伝統的な日本風ですが、この時代特有の文明開化による西洋風の取り入れがさり気なく垣間見え、独特の雰囲気が出ています。庭園の一番奥にある不老庵からの肱川の眺望が見事ですが、自分のお気に入りは逆に肱川の川辺りからの眺めた不老庵の眺望。まるで庵が緑の中に浮き立っているような幻想的な光景に魅了されました。
名建築です。川にせり出すように作られた不老庵は絶景が堪能できるだけでなく、月光が差し込むように作られているとのこと。発想がとてもお洒落。透かし彫りや彫金など随所に細かい工夫がされていて、見ていて飽きません。
大洲に来てよかったと、そう思える体験ができるところです。石垣、建物、庭園の隅々まで作り込まれており、ずっと居ることができます。特に縁側に座って肱川を望むと、より美しさを感じられます。スタッフの方の対応も親切丁寧で色々と教えてくださりました。