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平日でしたので混雑はなく、ゆったりと鑑賞することが出来ました。1階は地元の方々の写真が展示されていました。植田さんのことは存じあげませんでしたが、主に砂丘と人物をモチーフに、物語を想像させる写真を多数創られていました。カラーになって、ガラッと作風が変化した印象を受け、興味深かったです。この美術館の売りでもある、シルクハットが描かれた大きなガラスなどが汚れていて、写真を撮るのに興冷めしたのは残念でした。大変でしょうが、常にキレイにして頂けると有り難いです。
写真家の方はあまり知りませんが、だいぶ前に福山雅治さんのテレビであっていたのを観ていつか行ってみたいと思っていて、ようやく訪れる事が出来ましたが、かなり良かったです。
大山を見ながらゆったりできます。故郷である伯耆町に美術館を建築した写真家植田正治。人柄が滲み出ている笑顔が印象的でした。アマチュアカメラマンからプロへ。鳥取県(砂丘や弓ヶ浜や倉吉など)で数多くの人物画を撮影した。初期のころは演出し撮っていた。晩年は自然のまま撮影した。いずれにしても人物画をメインにしてます。人を大切にするからか人生は幸せそのものです。山形県酒田市の土門拳博物館にも行ったが作風はかなり異なります。リアリズムと演出。1階が常設とミュージアムショップ、2階3階が企画展になります。
植田調と呼ばれる演出写真をたくさん見ることができます。戦前戦後と激動の日本を家族写真を中心にユーモラスに写しています。そのため、写真好きの方でなくても楽しめると思います。着物を着た奥さんの写真も美しいです。自分もこのような幸せな写真を撮ってみたい、という気持ちになりました。
大山の雄大さと調和した美しいモダンな美術館。二階ホールの気持ちよさがたまらない。展示品も見ごたえあり。鳥取砂丘に行く予定があるのであればこちらに立ち寄ってから向かうと感慨ひとしおです。ぜひ。