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小さな資料館。無料です。古びた印象ですが、好感が持てます。実物の「のぞきからくり」を初めて見ました。江戸時代末期の槍の達人の絵はがき写真も興味深かったです。江戸時代の干菓子の実物が展示されています。
いわゆる旧三原市の範囲だけでなく本郷町も含めた「小早川氏の所領」の歴史と、その近隣の市町村との文化的・経済的な繋がりを、石器時代から近現代に至るまで、分かりやすい展示で公開してあります。通好みな山城の写真パネル展示コーナーや新旧高山城の立体モデルは城跡ファン必見。市内の表具屋さんが修復して現代に甦らせた、全国でも数少ない懐かし系アミューズメント「のぞきからくり」もあります。ただ、展示スペースも予算も職員さんも慢性的に少ないせいか、目立った特別展の開催もなく、多くの貴重な収蔵品がしまい込まれたまま、何年間も大して変わり映えのしない状態が続いているのが残念でなりません。
フジグランに来たついでに立ち寄りました。特に期待はしていなかったのですがなんと200年前の「日本最古のお菓子」が展示してました。200年間形を保ったままの徳川の家紋入り落雁は奇跡ですね。しかも味は塩味?かも、今後の調査が楽しみですね。