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平和の鐘は、昭和39年(1964)9月20日に原爆被災者広島悲願結晶の会によって建立されました。設計者は香取正彦氏。宇宙を表現したドーム型の屋根が4本の柱に支えられ、周りは池で蓮が植えられており、大賀一郎氏が千葉市の遺跡から2000年前の種を掘り出し発芽させた大賀ハスが植えられています。被爆当時、ハスの葉で傷をおおい、火傷の痛みをしのいだという被爆者の霊を慰めています。撞座は、原水爆禁止の思いをこめて原子力マークにし、その反対側には、つく人の己の心を写し出す鏡が入れられています。鐘は人間国宝の香取正彦氏の作品で、表面には「世界は一つ」を象徴する国境のない世界地図が浮き彫りにされています。
この梵鐘・鐘堂は、広島の悲願に立って、すべての核兵器と戦争のない、まことの平和共存の世界を達成することをめざし、その精神文化運動のシンボルとして建立された