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河童橋から梓川の右岸沿いを上流方面へ徒歩1時間強、岳沢湿原を通り過ぎ、梓川に架かる明神橋の手前、熊笹に覆われた遊歩道を左に折れると、明神池に辿り着く。穂高神社奥宮の社務所で拝観料500円を払って建物の横から進むと、すぐに一之池だ。針葉樹(カラマツ)の森に囲まれ、頭上には明神岳最南峰の岩壁が聳えている。古くは「鏡池」とも称され、晴れの日も雨の日も早朝には靄が出やすいという。池畔から池の中へと設置されている木道の先端には小さな祠(賽銭箱)が置かれている。
上高地の奥側にある穂高神社奥宮境内の神域であり、古くは「鏡池」とも呼ばれいた。また、明神付近は古くから神聖な場所とされ、神合地、神垣内、神河内などとも呼ばれていた。なお、「かみこうち(現在の漢字表記は「上高地」だが、本来は「神垣内」)」の地名は、穂高神社とその祭神である穂高見命(ほたかみのみこと)の地であることに由来する。交通拠点となる上高地バスターミナルから約2.8km(徒歩、約55分)かかる。梓川右岸の標高約1,425