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信濃日光と呼ばれた程の、大きな寺跡も信州の人はほとんど知らない。山の中に礎石と首を折られた石仏が並ぶ不思議な空間。 カモシカが神様の様に佇んでいました。
かつて信濃日光と言われた壮大な伽藍は、明治初めの廃仏毀釈により取り壊されて、現在は石垣やわずかな石仏、建物の礎石などだけが残された廃寺です。建物の一部は松本平のいくつかの寺院に移築されているものもあります。麓にある田村堂もその一つで、現在重文に指定されています。麓からは、丁石と呼ばれる道標が1町((約108m)ごとに建てられていて、その一部は今も参道に残されています。
若澤寺(にゃくたくじ)は山号を慈眼山または水沢山といい、江戸時代には「信濃日光」と呼ばれた新義真言宗の由緒ある寺院でした。しかし明治四年に松本藩の廃仏毀釈令により寺は壊され仏像等は散逸し、建物も周辺の寺に移され現在は広大な敷地に石垣などを残すのみです。