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「鳴くよ(794年)鶯平安京」。昔はもっと露骨に「泣くよ坊さん平安遷都」てのもありました。それだけだと平城京からダイレクトに平安京へ遷都みたいですが、784年~794年まで長岡京があり、その政治の中心でした。
長岡京(ながおかきょう)は、山城国乙訓郡(現在の京都府向日市、長岡京市、京都市西京区)にあった古代日本の都城。宮域跡は向日市鶏冠井町(かいでちょう)に位置し、「長岡宮跡」として国の史跡に指定されている。
現地で復元・体感アプリ「AR長岡宮」を使って史跡長岡宮の理解を深めることができます。画面には、長岡宮の建築物やゆかりのある人物などが出現し、いにしえの長岡宮を現地で体感できます。またバーチャル技術を使ったVRも見られます。スマートフォンを持っていなくても朝堂院跡案内所で貸出用端末を貸りられるようです。
かつて桓武天皇が長岡京を置いた場所。永らく幻の都と言われていたが近年の発掘調査でその存在が明らかになった。現在は簡単な緑地公園として整備されています。
長岡京の主要部分である長岡宮跡は向日市に所在します。名前を長岡京市に取られて(?)いるのにもめげず、向日市は頑張っています。住宅街の中に、断片的ではありますが少しずつ遺跡公園を整備し、少しばかりの想像力を働かせれば何とか往時を目に浮かべることが可能となっています。もちろん、しっかりとリアルに再現しつつある平城京とは比較になりませんが、街中にほぼ埋没してしまっている平安京よりはましな状況です。阪急西向日駅の東西に数カ所の遺跡公園があります。いずれも徒歩5分以内ですので、できれば全て訪ねてみてください。
僅か10年とは言え、かつてここに都があったんですね。そしてここは桜の穴場でもあるんです。住宅街の只中にあって少し便も悪いんですが、桜の時期には訪れたくなるスポットです。大極殿の最寄駅、西向日駅も桜スポットとして素晴らしいです。