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階段を登っていくと立派なお堂があって驚いた。恋愛成就とは無関係な年齢になったが、堂内には大日如来(本尊)や愛染明王等七菩薩如来が祀ってあるらしい(普通に参拝しても拝観出来ないのかな)。お堂周囲には水子地蔵、仏足石などの小さなお堂があるし、背面の上段には四国八十八ヶ所の本尊が並んでいる(ここまで自動車で登ってこれる)。
市内最古の建造物で国指定重要文化財。市の教育委員会の説明版に「岡藩二代藩主中川久盛により寛永12年(1635)に大勝院の愛染堂として建立され(中略)組物は尾垂木つきの禅宗様三手先斗きょう(みてさきときょう)とし、軒を二軒扇垂木(ふたのきおうぎだるき)とするなど手の込んだ構造を採用している」とあります。三手先斗きょうは壁から突き出た軒下の組物を三段にしたもの。尾垂木は斗きょうから斜め下に突き出ている尾の形状の垂木のこと。軒下を見れば多くの垂木が突き出しているのが確認できます。扇垂木は軒下を支える細長い部材で、これを扇状に配列したもの。二段に配列したものを二軒垂木といいます。