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竹田歴史民族資料館が新しくなったと同時期に綺麗になりました。以前はただのボロ屋(失礼)で回りも草だらけ。エレベーターが出来てから、アクセスも良くなりましたが。
今年の2月頃に訪問しました。日本家屋特有の木の香りや静けさを肌で感じることができました。2階にも行ってみようと思いましたが閉館間際ということもあり今回は断念しました。
「竹田荘」は田能村竹田(たのむらちくでん)の住居跡で国指定史跡。竹田は江戸後期を代表する南画家で、岡藩お抱えの医師の家に生まれました。藩の儒医(儒学者で医者)ですから一応は武士ですが、家禄は12人扶持で江戸後期の下級武士の困窮を絵に描いたような生活だったでしょう。途中で医師を辞めて、学問と画技を磨くことに専念してますから、芸が身を助けたのかもしれません。竹田の作品は大分市美術館と出光美術館が大量にコレクションしています。質では大分、量では出光というところでしょうか。大分市美術館にも寄りたかったのですが、今回は時間がなくて断念。
恥ずかしながら、田能村竹田という風流な日本画家を知らなかった。江戸時代も終盤に差し掛かる頃、有名な学者の頼山陽や正義漢である大塩平八郎と親友であり、ここで桃源郷とも言うべき生活を送っておられた偉大な方だった。