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かなり傷んで見えるが、686年に行基が創建し、方丈記を書いた鴨長明がこの寺で出家した記録があり、織田信長と六角氏の戦いの煽りでほぼ全焼した歴史をもつ古刹。静かな雰囲気のお寺だった。
なかなか歴史のあるいいお寺さんでした。たまたま境内の庭木の手入れのご奉仕をしていた方が同年配のかたで、わたくしと地元が同じ吉永にお住いとかでいろいろお話しを聞くことができました。比叡山が総本山の天台宗のお寺さんで、その方が従事されるまで、境内は草木がかなり繁り、世話が大変だったようです。世話をする檀家さんがやはり減っているらしい。本堂の横手に行者堂があり、これは霊験があるとのこと。鴨長明が五十才の時にここで出家されたこと、芭蕉の句碑があること、赤報隊烈士で水口出身の方々の石碑があることなど話してくれました。大岡寺と書いてだいこうじと読むんですね。動画で庭木の世話をしている方が教えてくれた人です。
かつての水口ではとても大切な役割を担っていたであろう事と、現状とのギャップに衝撃を受けました。本堂の傷み方は本当に酷く、限界に近付いているように見えます。このまま朽ちていく事を受け入れるしかないのでしょうか。