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山号を霊松、寺号を苗秀と言い、永平寺、総持寺を両大本山とする曹洞宗に属する禅寺である。昔在の寺は長安城の西路丹陽の古刹であり叢林の霊苗永く無窮に秀るところから名付けられたと伝えられている。その後、能下に移し諭伽宗徒が数百年間居たが天台宗に改宗した。間もなく、明智日向守の兵災により煙没しその当時を詳細に知ることができない。江戸初期に曹洞宗の祖海、玉峰、千巌の三師によって此の地に再建され山城国綴喜郡神応寺十六世石峰寅経禅師を請して開山となる。時に寛永二年のことである。