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ミステリースポット。このあたりの崖から卵のように丸い石が何十年もかけて生まれると言われています。それを子生まれ石と称しますが、近くにある寺の住職が亡くなると、子生まれ石を拾って墓石とする伝統があるそうです。
年中無休で誰でも訪問できます。小川の右岸が地層むき出しの崖になっており、そこに一抱えもある丸い石が埋め込まれたかのように生えて(?)います。周囲には生まれ落ちた丸い石が祭られ、安産や子供を授かろうという祈りでしょうか、そこかしこに石積みがあり、賽の河原を連想させられます。近くにある大興寺には、ここで生まれたひょうたん型の石を墓石とする歴代住職の墓があります。
昔(20年くらい前)にくらべると473号線から駐車場への道が広くなり、駐車場から子生まれ石がある沢までの散策路もきれいになりました。小学生の時、遠足で来た時は、今のように駐車場は広くなく畦道ような狭い道で、散策路は土で、靴が汚れた記憶があります。 今はそんな心配はないので大丈夫ですよ。 駐車場から子生まれ石がある所まで歩いて(個人差はありますが)2〜3分といった所です。
遠州七不思議のひとつ「子生まれ石」。土手から生まれ出てくるように丸い石が顔を覗かせている景観は正に七不思議。伝承ではこの山の麓にある大興寺を開山した大徹和尚が、往生時に自分の身代わりとして石の誕生を予言し亡くなったのだとか。予言通りまゆ形の石が生まれ、その後、石は代々の住職往生直後に生まれるようになったのだという。大徹和尚は石に関する学識が深かったらしい。予言は自分の死期と石の生れ落ちる時期が一致していたことを知っていたからであろう。それが臨終間際の言葉であったことは、自己の客観化が透徹していたからに他ならない。名僧であった事を伺わせる。
自然史博物館では小生まれ石もノジュールの一種なのだそう。ただ一般的なノジュールよりも異様にツルンと石肌がなめらか、しかも露出している数個の大きさがほぼ同じ大きさ。本当なのかは知らないが住職の亡くなる前後にポトリと落ちるにだそう。
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