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大木囲貝塚は七ヶ浜町東宮浜西部の標高40mほどの台地上に立地する。縄文時代の代表的な貝塚である。台地の縁辺に沿って大小十数ヵ所に貝層が分布する。全体形としては「U」字形を示し、東西210m、南北260mの規模をもち、仙台湾周辺における最大規模の貝塚の一つである。
大木囲貝塚は仙台湾に面した中では最大級の縄文時代の遺跡で宮城県の史跡に指定されています。貴重な資料は隣接している七ヶ浜町の歴史民俗資料館に展示されています。
縄文時代の人が実際に暮らしていた場所です。当時の人達が食べていたと思われる貝の殻や、土器などが発掘されています。当時の人達のこの場所での暮らしを知ることができる、歴史資料館が隣接しています。
2021年10月16日に見学しました。この貝塚は、国指定の史跡です。縄文時代前期前半から後期初等までの集落跡です。何度も発掘調査が繰り返し行われて来ました。中でも山内清男が東北帝国大学に勤務していた時に7箇所を調査しました。その際に出土した土器の型式を元に土器編年を作りました。それが、大木式土器と言われています。10型式13種類に分類されています。東北地方中・南部の縄文時代前期・中期の遺跡を調べる際に基準となる土器です。同時代、北海道や東北地方北部は、円筒式土器が基準になっています。北緯40度線近辺の縄文遺跡からは、両方の土器が出土するケースも有ります。ここで出土した土器は、隣接する七ヶ浜町歴史資料館で見ることが出来ます。