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石油精製で一代で財を成した新津恒吉が、自宅の敷地の一角に、迎賓館として建設した洋館です。それほど大きな建物ではありませんが、イギリスの間、フランスの間、日本間、未公開ではありますが、ドイツの間とそれぞれに、各国の雰囲気の意匠を凝らした室内装飾、重厚な階段、繊細なステンドグラス、美しい照明器具等、見所が多い、大変素晴らしい建物です。
昭和シェル石油の前身の一つである新津石油を創業した新津恒吉の御屋敷を博物館として公開したものです。二〇二一年九月時点での入館料は八〇〇円です。京都東山にある清水寺の二倍かかりますが、見ごたえは二倍どころか二割にも遠く及びません。和洋の建物が連結した構造は国重文の旧呉鎮守府司令長官官舎に似ていますが、あちらは和洋両方の建物を内から外からじっくり堪能できて二五〇円なのに、こちらの和は外観のみ、洋の方もいろいろ制約があります。近隣に限っても、国重文に指定されている擬洋風建築で無料公
館内撮影はできませんが、各部屋を丁寧にご案内いただきました。贅を尽くした内装、調度品はどれも貴重で、外国からの客人を迎えようとする意気込みを感じます。