全国17万以上の観光・観光地クチコミ検索サイト
シーボルトの鳴滝塾で蘭学医としての研鑽を積みました。「夢物語」で異国船打ち払い令を批判したとして、蛮社の獄で捕えられ、脱獄後も身を隠しながら諸国を逃亡した彼ですが、著作も多く残しました。幕末に向かい、時代を動かした一人だと思います。幕吏から江戸で捕えられた時には、自刃して果てました。渡辺崋山の影響もあったのではないかと思いますが、やはり、武士だったということではないでしょうか。
水沢出身の偉人ということで記念館が作られていますが、外から建物を見ただけで「だめだこりゃ」感のただよう規模です。わざわざ見に行こうと思えるほどの資料は一つとしてなく、Wikipediaのほうが学習にも適しています。唯一目を引いたのは親族の記憶をたよりに作成された長英の肖像画で、国重文の高野長英像とは似ても似つかないケヴィン・スペイシー似の人物として描かれています。
資料や身に付けていた物が無いのが残念…国家を批判したとされ罪人として扱われ今でいう無期懲役。火事の際どさくさに紛れて逃亡し各地を転々としながら翻訳や医者をしながら逃亡生活…そんな映画がありましたね。