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大月市内の御前山で、秀麗富嶽十二景の標識がありながら山頂番号がついてないのが可哀想です。大きな岩場の山頂は広くないですが、ここからの景色はなかなかのもので、南の深い森の向こうに見える富士山は山々の上に悠然と聳えていて雄大です。また、南側は切り立った崖になっていて、下を覗くと非常に高度感があります。こちらまでの登山道は、猿橋駅側からと菊花山経由は岩がごつごつしたところがあり、注意が必要(特に下山時)です。九鬼山からだと馬立山で岩場を一度越えますが、尾根道は歩きやすいです。厄王山奥の院経由は一部崩壊がありますが岩場がなく、落ち葉のふかふかした道が膝に優しいです(一部で道が不明瞭でした)。
JR猿橋駅から約1時間半でアクセスできます。武田信玄の烽火台ネットワークの一つでここから斧窪御前山、綱の上御前山、四方津御前山、栃穴御前山と続いて行きます。山頂は岩場で眺望に優れ、平場や堀切も確認でき、砦として機能していたことが伺えます。