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米沢高等工業学校は、明治43年(1910)、東京・大阪・京都・名古屋・熊本・仙台に続いて、全国7番目の高等工業学校として開設されました。昭和48年(1973)に国の重要文化財に指定され、現在は資料館として公開されています。かつて校舎であったとは思えないほど立派な建造物ですね。
国指定重要文化財の建物は期待を裏切らない。それにも増して凄いのは、所蔵品。OBが貢献した日本の工業技術の歴史が見られる。エジソンの蓄音機からジュークボックス、ラジオ、公衆電話ほか、自動車関連、帝人を生んだ化繊織物、それらが集まっていて常設で見られるところは国内でも少ないはず。時間があって訪問者が少なければ名誉館長の解説が存分に聴ける。
戦前の歴史的建造物である米澤高等工業学校の建物と、あまり知られてないが館内には上山市の法人代表の方が寄贈された、日本の工業の歴史資産である蓄音機、ミシン、通信機器、計算機などなど、数百点が展示されており、歴史の中の製品好きな方には数日間居ても飽きないほど、また出会う事も珍しい機器の魅力に感動してしまう事間違いなしという、機会があれば是非訪れて欲しい資産施設です。
毎月のテーマごとにライトアップの色が違います。これは世界アルツハイマー月間のオレンジ色です。学校の建物でルネッサンス建築様式を採用したのは、全国的にも珍しいようです。