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案内の方がやたら渋い人で、囲炉裏端に胡座かいては、火に焚き木をくべて鉄瓶に湯を沸かしていた。焚き木が細い白木だったので珍しく、それは?と訊くと、近くの瀬波温泉の旅館で出た割り箸を引き取って、最後のお務めをしてもらっていてね、と。それきりの会話だったが、ちらちらとした炎とともに、とても印象に残っている。
観光地としてはどうにもぱっとしない村上市ですが、国重文の建築物が二棟あります。ひとつは浄念寺本堂、もうひとつがここ若林家住宅です。堂々とした浄念寺本堂に対して、ここは江戸時代の中級武士の生活感が染みついています。感嘆の声をあげるよな見どころはないものの、興味深くはあります。
隣の建物にある駐車場(無料)に車を停めて伺いました。施設の見学は有料で道路沿いの入口をくぐり建物内でチケットを購入します。古いかやぶき屋根の上の草に歴史を感じますね。道路の反対にある学校も歴史のある学校のようですね。