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1632年に建築された江戸幕府第2代将軍徳川秀忠公の霊廟の惣門にして国の重要文化財。秀忠公の戒名である台徳院殿興蓮社徳譽入西大居士に因み、台徳院(たいとくいん)霊廟といわれ、戦前は本殿、拝殿、宝塔など江戸初期を代表する建築物の大伽藍があった。多くの建築物は、国宝(現重要文化財)に指定されていたが、1945年東京大空襲で多くの伽藍を失った中で、戦火を免れた数少ない建築物の一つがこの惣門。秀忠公の墓塔はその後、お江の方のお墓と合祀され、増上寺内安国殿の裏にある徳川将軍家霊廟内に建
芝増上寺の境内の横に芝公園と一体化した朱色の門のみのスペースがあり、以前から増上寺参拝の度に何だろうと思っていた。今回仕事帰りに寄ってみたが、かつて徳川秀忠公(台徳院)の霊廟がの惣門であると初めて知った。現在でこそ徳川家の墓所は一ヶ所に纏められているが、戦前は今のプリンスホテルの敷地には歴代将軍家の一部の霊廟がそれぞれ鎮座していた。大東亜戦争末期の空襲により全て焼失してしまい今では台徳院の惣門のみが再建されている。もしも焼失せずに現在まで残っていたら間違いなく世界遺産の候補に挙げられていただろう。