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花火の歴史がざっくりとわかりました。それだけでも充分満足するのですが、その日スタッフの方のお喋りは、とても面白く興味深いものでした。両国の素敵な文化を感じました。
なんともニッチな、誰が来るのかわからないテーマの資料館であるが、回向院の並びで、私のような人間が「無料」に引かれてふらりと入ってくるのだろう。
回向院の境内は江戸時代の相撲の定場所で、この場所には明治時代に最初に建てられた国技館があった。その建物は平成になるまで残っていたんですけどね。日本初のドーム型の建物だったんです。東京ドームは空気の力で屋根を膨らませてますが、こちらは屋根が銅板で、❮大鉄傘❯と呼ばれていたそうです。東京大空襲でも焼け残り、戦後は米軍に接収されローラースケート場になって、後に日大の講堂になったが、私が見た昭和50年代には使われていなかったですね。花火資料館としては、この場所は正しい選択ですね。今の隅田川の花火大会は浅草主導のイメージがあるが、本来は両国橋のあたりで上げていたそうで、川開きといわれているけど、明暦の大火の被害者の慰霊が目的だったそうです。だから回向院の近くで上げていたんです。
両国花火の歴史がバネルで紹介されています。また、本物の花火玉や打ち上げ筒などが展示されており、なかなか興味深いです。館内はとても狭く10分もあれば見終わってしまいますが、花火に興味のある方にはお勧めです。場所はビルの奥の方なのでて少し分かりづらいです。記念スタンプもありました。隣の回向院とセットにするとおもしろいかも。