全国17万以上の観光・観光地クチコミ検索サイト
津軽三味線会館と太宰治記念館の「斜陽館」を訪れたときに、すぐ側にあるこのお寺を訪ねました。正面のお堂は施錠されていて入れず、掲示に「右の入口から」と有ったので、恐る恐る右にある玄関を入ると「どうぞ中に」と招かれたのでホッとして、お堂の中に入らせてもらいました。2組位の見学者がいて、ここの見所の「地獄絵図?」を鑑賞されていました。地獄絵図は5枚位あって、人が死んで閻魔様の所に行きその後地獄行きの人がどんな苦しみを味わうか等がとても緻密に描かれていて本当に見応えのある物でした。また本堂には檀家から預かっている多くの位牌が納められていて圧巻でした。目立たないお寺ですが、一見の価値はあります。
斜陽館からも近く、幼少の太宰が子守のタケに連れられてよく来たという逸話の残るお寺です。横たわる大きな松の木や恐ろしい地獄絵の掛け軸などが、幼い太宰の人格に何らかの影響を及ぼしているかもしれません。境内には、いいお顔の観音様も。小説「津軽」の一文を刻んだ記念碑も建立されています。